私が、パチンコ業界での仕事に関係を持つようになり、気がつくと早20年が過ぎようとしています。
パチンコ業界と聞くと、「不況に強い業界」とも呼ばれ、誰しもが「儲かっていそう」と考えるのが普通だと思います。
事実、昔は儲かりすぎて、あるパチンコ店などは1日の売上金が金庫には入りきらず、生ゴミを入れるポリバケツに、お金を足で踏みつけながら詰め込む作業をしていることもありました。
みんながみんなではありませんが、当然、遊び方も派手になり、一流クラブの貸し切りや店内で万札をバラまく、高級外車に豪邸、クルーザーなど、まるで映画の世界を見ているようでした。
今までのパチンコ業界には、優秀な人材が「いない」とは言いませんが、「豊富」であるとはお世辞にも言えず、どちらかというと低レベルの部類に入る人が多いようです。
そこで、メディアを通じパチンコ業界の認識を一新させようとしているのです。
しかし、永久に続くかと思われたパチンコバブルも、CR機の登場により陰りが見え始め、現在に至っては、遊技機メーカーを除き、パチンコ業界は不況のどん底にいると言っても過言ではありません。
事実パチンコ店の倒産に伴う関連業者の連鎖倒産などは日常茶飯事で、倒産に追い込まれないまでも自主廃業するお店や関連業者は後を絶たない状況です。